容器栽培での毎日の水やりは植物に水分を与えるだけの作業ではなく、
鉢内の古い水分と空気を押し出して、
新鮮な水分と空気に入れ変える作業でもあるのです。
ところが水やりを繰り返すうちに、
細かい土はふるい分けられてどんどん下に下がり、
次第に溜まっていきます。
培養土だけを入れた鉢では、
その溜まっていく細かい土で
目詰まりが起こり、
排水・通気が悪くなるばかりか、
鉢の中にいつまでも古い水と肥料分が残る状態が続いて、
根腐れが起こりやすくなってきます。
これを防ぐために、粒と粒の間に
広い隙間が取れる大粒の石や土を選んで
鉢底に入れておくのです。
鉢で植物を栽培する時に
欠かせない大切な石(土)、
それが
『鉢底の石』です。